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三陸鉄道盛駅
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三陸鉄道盛駅

Author:三陸鉄道盛駅
『三陸鉄道盛駅』はNPO法人夢ネット大船渡が、岩手県と三陸鉄道から委託を受けて運営している委託駅です。窓口営業時間は平成27年4月より、8時30分~18時10分。年中無休。お茶を振舞い『三鉄グッズ』『お土産品』『食品』『乗車券』等を販売。『復興手芸品』はカタログなど通信販売にて対応。三陸鉄道を活用したイベントを開催しています。平成26年4月5日より南リアス線は盛駅から釜石駅まで全線運行再開しています。三陸鉄道は復興のシンボル!



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三陸鉄道南リアス線…線路工事現場。
三陸鉄道南リアス線は只今、鉄道での復旧工事中です。
盛駅近くの線路を工事していましたので、その様子をご紹介したいと思います。


ショベルカーが2台、トラックが頻繁に動き、
工事関係者が一生懸命、労働しておりました。


盛駅からそれほど離れていない場所になります。
この様子ですと、近いうちに盛駅構内の線路が工事に入りそうですね。


そして現在、盛駅の跨線橋には、
三陸鉄道南リアス線運行部から渡されました
『がんばろう東北!!東日本大震災 三陸鉄道南リアス線
 「復旧工事の状況」 平成24年8月現在』
を展示しています。


盛川橋りょう(盛~陸前赤崎間)


陸前赤崎駅


泊地区(甫嶺~三陸間)




第1大渡川橋りょう(平田~釜石間)
荒川橋りょう(吉浜~唐丹間)



平成25年4月は、大船渡市内である盛駅から吉浜駅まで
南リアス線一部開通の予定になっています。

釜石駅まで全線が開通するのは平成26年4月の予定です。

工事は、破壊した橋脚の補強や橋りょうの支承部の取り替え、
駅を移設するためにホームや階段の撤去などなど行われています。

跨線橋に展示した「復旧工事の状況」は、
現在の様子が分かりますので、多くの方に見て頂きたいと思っています。
そして、工事の邪魔にならない安全な場所から、
復旧に向けた取り組みを見て頂き、前に進み出している様子を
実感してほしいと思っております。

震災により全線が運休になった三陸鉄道南リアス線
動き出すその日がホント楽しみです!

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飛鳥Ⅱと震災の爪痕。
10月6日に大船渡の野々田ふ頭に寄港した
国内最大の大型豪華客船「飛鳥Ⅱ」


側が海であり、東日本大震災による
津波被害がとても大きかった場所になります。
「飛鳥Ⅱ」の撮影とともに、現在の様子をご紹介しようと思います。

津波の引き波により、折れ曲がったままの木。


津波の力により曲がってしまったモニュメント


その手前には「市制40周年記念」として、
サン・アンドレスプログラム実行委員会のプレートだけが残っています。


そのモニュメントをご説明します。


【趣意】
「大航海時代、東方の黄金国ジパングを目指したのは
ひとりコロンブスのみではなく、
後年伊達政宗の許しを得て気仙沿岸を測量した
インスパニア特使セバスチャン・ビスカイノも
その一人だった。彼によって「サン・アンドレス湾」と
名付けられた天然の良港大船渡湾は
以来数百年を経ながらもその名をとどめてきた。
時移り星変わって、ここに五万トン埠頭の完成はじめ、
港湾諸施設の整備が進み、その名にふさわしい港として
限りなき発展が約束されるに至った。
市制施行四十周年に当たり、
本市国際親善奉仕五団体が相諮り
復元船サンタ・マリア号の寄港など
歴史的な事実に徴し、スペイン・バロス市との
姉妹提携を機とし地球規模の平和のシンボル、
輪に輪を表徴し友好親善を象るモニュメントを
建設するとともに、本市の現況を未来に
伝えるため、タイムカプセルに託し百年後に想いをいたし、
胸に夢を描きつつ永劫に記念することとした。
平成四年(一九九二)八月」


こちらもモニュメントになりますね。
同じように津波の引き波による強い力で海側に曲がっていますね。


2つの曲がったモニュメントと奥に見える折れ曲がった木…そして「飛鳥Ⅱ」です。


街灯も曲がって街路樹に接触し、枝も折れていますね。


こちらは「サン・アンドレス公園のシンボルタワー」です。
大船渡港や島など見渡すことができます。


いまでも壊れたままになっていますね。


タワーに上りました。ライトは新しく取り付けられていたようでした。
港から少し離れたところに「サン・アンドレス公園」があります。
ここから「飛鳥Ⅱ」を撮影してみました。
ほど良い高さで、少し離れていますので、
ちょうどよい距離感で全体を映し出すことができました。


タワーの天辺付近にある象徴的な輪です。


そして、JR大船渡駅周辺の様子がこちら。
更地の状態です。雑草が生茂り、道路の脇には土嚢が並べられています。
この近くには「おおふなと夢商店街」「大船渡屋台村」があります。
どちらも仮設店舗になります。この辺りの土地は5mほど嵩上げするそうです。


大船渡の象徴的存在の「マイヤ本店」
震災時の映像で覚えている方も多いのではないでしょうか…。
屋上からヘリコプターで救助されている場面が強く印象に残っています。
この「マイヤ本店」は年内の取り壊しが決まっています。
その手前に映っている「大船渡プラザホテル」は、
昨年12月に営業を再開したホテルになります。


震災より1年7カ月が経過しましたが、
いまも震災の爪痕が残っています。仮設店舗は期限が決まっています。
震災により破壊され、取り壊しになる建物もあります。

仮設の建物は全て一時的な対応でしかありません。
土地利用として嵩上げも行われます。

いまだに震災に関する問題は、多いです。
家を建てる土地やお店を開く場所を探されている方、
自宅兼店舗を考えて動いている方もいます。

震災前の生活を取り戻すまで、道のりはまだまだ長いです。
街が復興するまで、かなりの時間が必要となります。

これにて、「飛鳥Ⅱ」の写真とともに、
サン・アンドレス公園の震災の爪痕や現在の状況など
ご紹介を終わりにいたします。