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三陸鉄道盛駅
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三陸鉄道盛駅

Author:三陸鉄道盛駅
『三陸鉄道盛駅』はNPO法人夢ネット大船渡が、岩手県と三陸鉄道から委託を受けて運営している委託駅です。窓口営業時間は平成27年4月より、8時30分~18時10分。年中無休。お茶を振舞い『三鉄グッズ』『お土産品』『食品』『乗車券』等を販売。『復興手芸品』はカタログなど通信販売にて対応。三陸鉄道を活用したイベントを開催しています。平成26年4月5日より南リアス線は盛駅から釜石駅まで全線運行再開しています。三陸鉄道は復興のシンボル!



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第7回ふれあいウォーキング【後半】
後半のご報告です。

休憩が終わり、公園内にある松尾芭蕉の句碑に集まり、
マネージャーの中村さんより説明が行われました。

みどころ4『松尾芭蕉の句碑』
俳句「春もやや けしきととのふ 月と梅」

写真左が再建された句碑、中央が焼け砕けた句碑の一部になります。

「昭和51年4月に天照御祖神社の火災の際、
 焼けくだけて下方だけが残りました。
 諸先輩の残された尊い文化遺産を後世に伝えるため、
 平成元年位に句碑を復元建立したものになります。」


また、松尾芭蕉は西行に憧れ足跡を辿ったのが「奥の細道」であることから、
西行の歌もご紹介されました。

【西行の歌】
「願わくは 花の下にて 春死なん その如月の 望月の頃」
解説:「願いが叶うのであれば、如月(旧暦2月)の望月(満月)のころ、
満開の桜の下で逝きたい」
※如月は2月、望月の頃は満月で15日のことで、
2月15日は釈迦の命日になり、西行が亡くなった日は2月16日。


【百人一首に掲載されている西行の歌】
「嘆けとて 月やは物を 思はする かこちがほなる 我が涙かな」
解説:悲しみ嘆けと月が物思いにさせるのだろうか。
いや違う。恨みがましくこぼれる私の涙だなぁ。


また、同じく梅の花を歌ったとして菅原道真の歌もご紹介されました。
【菅原道真の歌】
「東風吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」

その後、天神山公園の参道を降りました。
ここには紫陽花がたくさん植えてありますが、今はこの状態になります。


着いた先は蔵ハウス付近。
ここには、石川啄木が大船渡に訪れた記念碑があります。
みどころ5『旅の宿 啄木十五の夏』


明治33年7月23日。当時あった今野屋旅館に宿泊し、
初めて見る海辺の町の旅情に触れたそうです。
それを記念して建立されました。

道路を挟んだ向かい側には、澤木興道老師の石碑があります。
みどころ6『澤木興道老師最終行脚之地』


昭和を代表する日本の曹洞宗の僧侶で、
各地の道場を転々とし「移動僧堂」「宿無し興道」と称され、
曹洞宗を広めた人物です。その教えはアメリカのスタンフォード大学にある
曹洞禅センターにも受け継がれ、 アップル社を創設した
スティーブ・ジョブズ氏にも影響を与えていました。

そして駐車場内には花を咲かせた『ど根性葉牡丹』が…!


次に向かうのは今回のウォーキングの注目箇所になります。
国道45号線沿いに歩き、洞雲寺へ行きました。


みどころ7『東日本大震災犠牲者供養 観世音菩薩像』


観音様の横には石碑があります。

【津波記念碑】


【碑文】


【檀家の皆様へ】


この観音様は、平成24年3月吉日に建立されました。
参加された皆様は刻まれている名前を見つめては話しをされ、
充分に時間をとって熱心に見入っておられました。
いろいろと感じることがあるのだとお察します…。


そして、向かい側にある洞雲寺の境内に行きました。
この中には竜宮城を彷彿とさせる竜宮門という山門があります。

みどころ8『洞雲寺』


【竜宮門】は白漆喰で塗り込められているのが特徴で、
気仙大工の技術で建てられています。見事ですね!美しいです♪


門を潜り、奥に行くとそこには『梅花観音』があります。
かつてこの場所には大きなモミの木があり、
幾度もの落雷によって大木が割けてしまいました。
そのモミの木を材料にして『梅花観音』が造像され、今に至ります。


説明が終わり、洞雲寺を後にします。
竜宮門、やはり見事な佇まいですね。


盛町内を歩き、11時35分ごろ三陸鉄道盛駅に到着!
参加者を三鉄車両の中にご案内し、
『SANEN(サネン)』さんのサンドイッチ
東京横浜独逸学園・清泉インターナショナルスクール
ボランティア団体からご支援・ご提供がありました
手作りケーキもお配りしました。


カラオケでBGMを流し、お食事しながら疲れを癒し、
ウォーキングの感想や世間話など会話が弾み、
歓談して過ごされました。


お食事後にカラオケで歌われたお客様もおりました!
楽しまれていますね♪


それでは、少しだけ感想をご紹介します。

「汗を流しました。」

「みなさん歩くのが早い…!」

「観光スポット等がコースに入っていて良かったと思います。
 天照御祖神社への登り坂は、けっこうきつい坂で
 高齢者には少しきびしかったと思います。
 他の参加者と気軽に話ができたのは良かったと思います。」


「初めて参加しました。啄木の歌碑など
 気付かなかったことを発見し、
 見聞を広げることが出来ました。
 町内市内の歴史を知れてとてもよかったです。
 このような機会をありがとうございます。」


「毎回楽しく歩かせて頂きありがとうございます。」

最後にアンケート用紙に記入して頂きましたが、
中には厳しいご意見もあり、改善していかなければと感じました。

6月16日は梅雨入りが発表されました。
小雨が降る中、ご参加くださいました皆様、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。

これにて、
『第7回 ふれあいウォーキング』【後半】の報告を終わります。

ウォーキングは月1回で開催しております。
大船渡市内の史跡巡りや記念碑、石碑などをご紹介し、
地元の魅力を再発見することができますよ♪
三陸鉄道盛駅を出発して約5キロのコースを歩きます。
興味のある方、健康のため歩きたい方、ぜひご参加ください。
申込みをお待ちしております!

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